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ブラック企業体験記 福岡転勤編

前回入社3か月で福岡に転勤が決まった話をいたしました。

人生初の九州に旅立ちました。

7月のことでした。空港を出た瞬間、とにかく暑かったのを今でも覚えています。

福岡で最初に口に出した言葉は「暑っ!」でした。

それはさておき、さっそくブラック企業in福岡での仕事がスタート。

オフィスに行き、まず衝撃を受けました。

ぼくのデスクにPCがあるのです。

今までデスクに電話と紙のリストしかなかったぼくがPCを所持できるなんて。

昇進したかのような気持ちになりました。

福岡のメンバーに挨拶を済ませ、さっそく業務開始。

そう。得意?の電話がけです。新規開拓の電話掛けと飛込み営業しかしてこなかったぼくはこれ以外何をしていいかわからならかったのです。

福岡の営業所は当時ぼくを含め6名いたのですが、なぜか電話が2台しかありませんでした(しかもディスプレイがないタイプ)

ぼくが電話掛けをするとお客さんからの問い合わせが受けられなくなるため、ひたすら携帯で電話。

PCは手に入れたが今度は電話を失う。あっちを立てればこっちが立たず。

初日からアポイントも無事獲得し、夜は会議。一緒に赴任した所長を中心に今月の予算(ノルマ)を確認。

「お前これで本当に今月の数字やれんの?」といきなり詰められました。

そんなこと言われてもまだ担当も決まってないし、まずは現状を把握してからでないとよくわかりません。

と言いたいところですが、ブラック企業ではそんな発言は許されません。上司から詰められた場合、許可されている発言は「はい!できます!」or「やります!」です。

ちなみに「頑張ります!」はNGです。「頑張るのなんか当たり前だろうが!求めてるのは結果なんだよ!どうやって結果出すんだよ!」と返されます。

というこわけで、例に倣ってぼくは微塵の根拠もなく「やります!」と言いました。

当然どうやってやるのかまた詰められるわけですが、お客さんの名前もまだ把握していない私は初日からバッチリ詰められました。

ここで1つまたブラック企業ならではのことが。

実はこの一緒に赴任した所長。ぼくと同じ年であることがわかりました。当時私は23歳。23歳で所長?年齢関係なく実力主義?と疑問に感じる方もいるかもしれません。

この方は18歳で入社し、社歴は6年目です。

ブラック企業ではあまりにも人が辞めすぎるため、6年目なんてもう大ベテランです。神の領域です。

新卒入社2年目で課長になる方もけっこういらっしゃいました。

「若手が活躍!」という会社は注意が必要かもしれません。

ぼくはまだ同じ年なのでよかったですが、中には親子ほど年齢が離れているのにぼく以上に容赦なく詰められている方もいらっしゃいました。

たしかに仕事と年齢は関係のない話ですが、自分の子供より年下の人に好き放題言われるのは内心穏やかではいられなかったと思います。

場所は変わってもやっぱりブラック企業。餅は餅屋。ブラック企業はブラック企業。

「環境が変わればもしかしたら・・・」

などという淡い期待は赴任初日で見事に打ち砕かれました。

そうしてこれから福岡この所長に悩まされる日々がスタートするのです。

つづく。

今日も素敵な1日を。

たきまなぶでした。

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